月島蛍「ほんの僅か、苛立ちと焦りを含んだ綻びを待ってたよ」
アニメ:ハイキュー!!(第3期)第4話「月の輪」より
月島蛍は烏野のブロックの要。第3期の白鳥沢学園戦ではとにかく大活躍です。
しかしそんな月島は入部当初は特に積極性もなく、まわりからはバレーが好きなのかどうかもわからないくらいのスタンスで部活をこなしていた。梟谷や音駒との合宿などを経て少しずつ変化が出てきたように思います。
その合宿中には、梟谷の木兎や音駒の黒尾たちに、
「バレーは、”たかが部活”なのにどうしてそんなに頑張れるのか?」という質問をぶつけたシーンがとても印象的でしたが、木兎に
「その瞬間があるかないか、それがお前がバレーにハマる瞬間だ」とアドバイスされていた。
月島の兄もかつては烏野高校でバレー部に所属していた過去を持つが、実はその事が原因でバレーに対して斜に構えるようになってしまった事なども描かれているが、山口曰く「バレーは好きだと思う。じゃなきゃそもそも烏野に来てないと思う」とあるように、やはりバレーに対する情熱は秘めていたんだと思います。
梟谷の木兎や音駒の黒尾たち、そして兄の所属するチームなどでブロックの練習を重ね、今や烏野のブロックの要となるまで成長した月島は、白鳥沢戦でも執拗にブロックに飛び続ける。常に目の前の情報だけを追い続ける月島。トスが上がった先に必ず月島がいる。
白鳥沢の天童は読みと直観でブロックに飛ぶタイプなのがとても対照的に描かれている第3期だが、試合中に月島は自問自答する。
読みと直観で飛び点をもぎ取るブロックが120点か0点だとしたら、リード(トスがどこに上がるのかを見てから飛ぶ)ブロックは平均75点キープって感じか。はた目には120点を取りに行く方がかっこ良く見えるのかな。相手セッターにブロックを欺いてやったという快感も達成感も与えてはならない。絶対にタダでは通さない。プレッシャーをストレスを与え続けろ。
白鳥沢のセッター白布はイライラを募らせ、第2セットのラストでほんのわずかだがトスミスをしてしまったのを見逃さなかった時の月島の言葉が今回の名言。
「ほんの僅か、苛立ちと焦りを含んだ綻びを待ってたよ」
トスミスでほんの少しネットに近く、ほんの少し低かったそのトスを牛島若利がスパイクを打つが、ここで月島が完璧なブロックを決めてみせる。ここは映像で見るとより興奮しますよね!いろんな角度から月島のブロックを描いてくれてて、そしてあの効果音がまたたまらない。
そしてブロックを決めた直後の月島の雄叫び!
”たかが部活”と言っていたあの月島にも、その”瞬間”が来たのんですね!
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